勇気のしるし
「俺たちの時代」が戻ってきたのでしょうか。ドリンク飲んで24時間戦うことを本気で考えていたバブル時期。1990年当初によく「どこのディスコですか?」とか「支配人でしょう?」と尋ねられたこの私。当時の風体は黒服まがいでした。仕事場が六本木だったせいもあったのでしょう。その気になるのも悪くはなかったことを憶えています。さて、冒頭の「俺たちの時代」ですが、ネット上で我々の世代がかつて使用していた商品が再販されて売れているそうです。あの時代の遊びの中心はディスコや合コン等人間臭いものばかり。お立ち台での象徴だった羽根扇子、ジュリアナメイク等がリバイバルしているのですが、購入の中心はやっぱり40~50代の男女。子育ても終わり、多少経済的にも余裕があるのでしょう。一方でiTunesでは再販されている歌謡曲のアルバムの多いことといったらありません。ダウンロードも1曲から購入できるのでフェイバリットソングなどは即、構築できるのです。しかも秒単位の時間で。調べものでも検索エンジンやYouTube上で、どの時代にでもワープできて見聞できます。リバイバルをもう一度流行させるのも造作ないですね。ここ数年日本は殺伐としているので、夢をもう一度ということなのでしょうが、そもそも私たちはバブル期に何を学んだのでしょうか。人間の在り方を問い直すのには充分な数年間でした。てな訳で今の注目は、かつての流行を「ゆとり世代」の20代がどう捉えるかに関心を抱くのです。
コメント