DISCOVER JAPAN
日本のデパートがITを駆使して展開するECの割合は、たった0.5%なのだそうです。アメリカでは10%以上なのに対して低すぎる普及率。まだ日本の中でネットショッピングが確立されていないのでしょうか?いえ、BtoCの国内市場は13兆円なのです。BtoCとは「Business to Customer」個人顧客相手のビジネスです。今後、2018年には20兆円規模になると予測されるネット市場、この私も2000年辺りから利用しだしたのですが、この10年で様変わりしました。購入した商品ひとつで、次の購買展開に持ち込む分析力と心理操作に超速の進歩を感じます。利用頻度(とにかく商品は安価だし、送料は無料だし、あくる日には届けられるサービスなんて他にはありません)を高めると自身の価値観がどこに位置しているのか、どこを目指しているのかが理解できたりします。自分の再発見ですね。再発見といえば1970年に国鉄が「ディスカバー・ジャパン」(DISCOVER JAPAN)と題したキャンペーンを立ち上げました。広告代理店の電通が全面的にプロデュースしたそれは個人旅行者、特に女性客の拡大でした。この企画は電通が担当するだけあって、圧倒的なマルチ展開(雑誌から映像音楽までのあらゆるジャンルをタイアップさせた)で大成功を収めました。私は「いい日旅立ち」(歌:山口百恵)の時期が印象にあります。北陸新幹線賑わいの原点もここにあるのですね。因みに1971年のポスターは、金沢にある俵屋の店先でした。
http://shuchi.php.co.jp/article/123
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