「IT社長と結婚したい人」募集
ツイッター上を流離っていると大きなポスターを掲示しているツイートを目にした。女子高生サポートセンターColabo代表で中高生向けシェルターを運営しているという肩書きは、現代の未成年「駆け込み寺」のような趣である。彼女のフォロワーは2万人にも届いていないが「これが今の女子高生なんだ」と社会を批判しながら理解を求める呟きは真に迫っていて切ない。「多くの女子中高生たちは街を彷徨い、段ボールの上で寝たことも。」こんな現象をほったらかしにしている親や学校の在り方を問うてみたい。『私も「女子高生」と呼ばれていた時代、居場所がなかった。 友達をつくろうと思い、好きな芸人さんの掲示板に書き込んだ時、連絡をくれたのは「30代の男性」だった。』これは最近書かれてあったRTの呟きだが、目的と違うことを強要される憂き目に遭って、男とのやり取りを止めたことが切々と書かれてあった。今の高校生(一部だと思う)たちが考える「居場所」とは家でも学校でも教室の友だちでもないことを学ぶのだが、彼女たちの求める世界を勝手に解釈したポスターが山手線原宿駅に貼られてある。女子高生を画一化した誘い文句の言葉に同じ思いを抱くのは私だけではないと思うが、以下はポスターを撮った女性のツイートである。5万近い「いいね」が押されている。<原宿駅で秋元康プロデュースのガールズバンド第一期生募集ポスター見て本当に悔しさでいっぱいになったし愕然とした。なぜ、女性をバンドへ誘う文句が「有名人と熱愛したい人」「IT社長と結婚したい人」なのか。男性から評価や見初められることのみが女性の成功や夢だとでも思ってるのか。憤慨してる>
https://www.youtube.com/watch?v=hiZ7u2pqL80
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