「ずっと待っていた」の成果は1年後に
「関西にとり3月14日は恐ろしい日。昔からの幼なじみの恋人が新しい人に取られていく気がする」大阪府の副知事はこう述べました。例えばこれまでは北陸人は大阪や京都の大学を卒業して関西企業に勤めることも多かったのですが、新幹線開業により、首都圏で大学生活を送る人が増加。若い人からつながりが失われていくことを懸念しているのだそう。確かに年代別では50代、60代に比べて20代の関心の低さが目立ちます。特に北陸3県へ行きたいとした20代の回答率は全体より10ポイント以上低い。北陸新幹線を「知っている」と答えた人は64%で「名前は聞いたことがあるが、よく知らない」は32%です。長野、新潟、北陸3県での認知度が80~90%だったのに対し近畿圏は50%前後、首都圏も60%前後にとどまり、沿線以外では浸透していないことが伺われます。総じてフィフティ・フィフティなのだと想定しながらも、1年後には前年対比の数字が突き付けられます。その時に初年度の「おもてなし」努力や工夫が成功したのかがわかります。
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