銀行 平日の店舗休業は吉凶?
「銀行が平日休みになると何が困るのかな?」自問自答する一応経営者の私が出す答えは「NO」です。振込や振替え、預入れ、引き出し、残高照会、通帳記入、各種料金の払込み等はATMで普通に出来ることから、仕事上における不自由さは感じません。定期預金やローンの申し込み等も従前に相談しておけばいい事で、平日のどの曜日を休まれても利用者の不便さはないように思われますが、敢えて言えば昔からの商慣習である五十日(ごとおび)の休業は避けてほしい、でしょうか。一般人にはあまり縁のないこの言葉は、毎月5、10、15、20、25、30(もしくは月末31日)の日に集金や決済を実行すると吉運に恵まれるという江戸時代から伝承された商人の金言です。その吉運の発祥が「集金の神様」と呼ばれる、京都比叡山延暦寺にある赤山禅院(せきざんぜんいん)というお寺。五日の日に赤山禅院を参拝すると楽に集金出来た事からそう呼ばれるようになったのだとか。お金が動く日に人々が動き、交通渋滞によるザワつく混雑はこの参拝から始まったのでした。さて件の銀行の休業ですが、金融庁は9日、銀行(信金信組も対象)の支店業務について、平日でもお休みにできるよう規制を緩和すると発表しました。ネットバンキングの普及のお蔭で来店客が減少、支店間で共有する維持経費の整合性がとれなくなったことが主たる理由なのでしょうが、人口がどんどん減っていく現状と日銀のマイナス金利政策に銀行業界(特に地銀)が耐えられなくなっているのです。私たち石油業界も銀行業界と同じ構造的な問題に行き詰まっているのですが、サービスの維持と質を落とさないためには政府による更なる規制緩和はマストでしょう。銀行 この夏から平日休業が可能に。
https://www.youtube.com/watch?v=3Ea2ZSk4YSs
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