50.60代はサヨナラ世代
「どう聞いても福田さんの声だ。よく知っている人間からすると100%福田さんだ」福田淳一財務事務次官のセクハラ疑惑における音声データの発言が公開されたことについて、はっきりと断定したのが希望の党の玉木代表でした。玉木氏は衆議院議員に当選する前の職業は財務省の官僚で、省全体で言えば福田事務次官と仕事を共にした部下でありましょう。他には衆議院議員片山さつき氏や、森友問題で証人喚問を受けた佐川宣寿 前国税庁長官などが同期生だそうです。今、問題になっているのは、相手側の女性記者に対する会話の中身がセクハラなのだということですが、この私の前職である音楽制作会社(勿論プロの会社)では音楽はもとより、日常の現実音やSEと言われる効果音等も制作していました。音を付けながら不足している部分は継ぎ足し、多い場合はその箇所を分解して効果的になるよう編集することは当たり前に行っていたのです。件の音声データはプロの研究所に調べてもらわなくても、完全に編集されていることは100%明白です。背景の場所が違うことは素人にでも分かるでしょうし、会話の部分も女性の声は公開されていないので俄かに鵜呑みには出来ません。さらに容疑を掛けられている事務次官の声質のトーンも聴感上において、継ぎはぎの可能性が大きくて会話を編集されたようで気の毒なのですが、だからと言ってセクハラの事実は拭えません。人間は地位に登りつめ「先生」などと煽てられ続けると、社会的規範や通念が自分中心に回っていると錯覚するのでしょうか、万人が自分にひれ伏すとでも思っているのなら社会から退場させなければいけません。財務省の福田事務次官に限らず、この問題を糾弾している国会議員たちも自身の胸に手を当てれば思い当たる節があるはず。マスコミからことごとく吊し上げられているのが税金を使う立場の人間たちであることに憐れみを感じるのは、私と同世代の人間たちが多いからでしょうか。今さら言うのもなんだけど、組織の中でハラスメントをし易いタイプの多くは、先輩を立てるのが上手い人間たちです。効果音の作り方。
https://www.youtube.com/watch?v=EF4uHH2AKrs
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