マージンコール
外国の投資家達がクリスマス休暇を返上しているのだそう。12月も中旬以降、欧米投資家のかなりの部分はクリスマス休暇に入ります。それが今年は、原油の急落で、それどころではないみたい。原油に下げ止まり感がみえないからです。WTI先物の2015年1月物は一時1バレル55ドル台前半と安値(リアルタイム55ドル割りそう)を付けています。投資家の関心は「原油価格の下落で出た損失をどう埋めるか」です。具体的な手段として、原油投資で出た損失を、利益の出る日本株の売りで埋めるのだそうです。この後の日本株がダダ下がりする前兆を感じます。ふと、映画「マージンコール」が思い出されました。金融危機がテーマである、この映画は、米国の合理的に解釈される資本主義(中年上司役にケビン・スペイシー)の一端を描写したものですが、現在の日本の投資銀行なんかもこんな感じなのでしょうか。いずれにしても、原油がいかに世界の中心にあるかが分かりますね。
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