デベロッパーが無秩序に建てるニュータウン
月曜からのプロ野球 広島対阪神3連戦を中止にしたNPBと広島球団の判断は至極当然のように、週末に起こった西日本豪雨災害は、広島と岡山そして愛媛を主に被害者の数は増え続け、13府県で死者は126人、行方不明や連絡が取れない人は79人(9日まで)となった。生存率が著しく下がるとされる「発生から72時間」は過ぎた。岡山県は日本で一番災害に遭いにくい県として全国に知れていたが、この災害でそれは打ち消された。広島県に至っては外野から言うのも何だが、4年前の教訓が生かされなかった事実は大きい。愛媛県の宇和島市には、大学時代に音楽サークルで一緒に活動していたバンドメンバーが住んでいるのだが、facebook上で自ら大丈夫だとのメッセージを発信し安心させてくれた。しかし、多くの人々はこの被害で自らの人生を大きく狂わされ、その将来を途方に暮れさせた。広島の例で分かるように、各県の行政は満足な土地改良もせずにニュータウンを続々と生んでいく、俄かデベロッパーたちを調査して規制を強めなければいけない。山沿いや川べりを区画して戸建てを安価で売りまくるハウスメーカーともどもに見直しを図らないと、これからもこのような災害は毎年起こる。ここでも昭和の弊害が表面化された。
2018年07月10日 16:09