株式会社　津幡石油        (tsubata sekiyu)

命を守る行動

やっぱり異常気象は今年も国土を破壊するべく、九州地方から国内全域にその爪痕を拡大させています。7月5日、九州北部の各地が記録的な豪雨に見舞われました。TVでは「想像を絶する」と被害者は取材に答えていましたが、その凄まじさと同等以上に「あっという間の」時間の早さにポイントがあるようです。気象予報士は「線状降水帯」とする聞きなれない気象のメカニズムを説明しますが、簡潔に言うと「発達した雨雲が次々と列をなして発生して、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過、停滞することで作り出される雨域」なのだそうです。山の形状が集まってきた積乱雲を最大に発達させたのだとすれば、国内全土のほとんどが該当することになります。ニュースは連日連夜に被害救助とその状況を放送するのですが、ここ何年間かはずっと同じ光景を見ることに「国土の危険地帯に対する警戒と防災」に予算と時間を費やせないものでしょうか。激甚災害指定区域に国民の税金を使うことに違和感はないのですが、法的に指定されるための基準は、そのハードルの高さが知られています。我々人間にとって、時間的な余裕を全く持てないまま被害に遭ってしまう現実は、一方でSNSが災害救助のプロトタイプを示唆しているといえるでしょう。TVでは放送されないリアルな被害現場。https://www.youtube.com/watch?v=19iCCgGAf-k