株式会社　津幡石油        (tsubata sekiyu)

拝啓 TV局の皆様へ

新年度の人事異動をTVやラジオが番組ごとに紹介している場面に出くわすと途端にゲンナリしてしまうのは何故でしょうか。大多数の国民が私と同じようにシラっとしてしまうだろうと想像するのは、人の異動がごく一部であることを理解しているからです。異動する人間たちは、自分の気持ちを整理するために事前に覚えた挨拶をカメラに向かってしゃべっているのでしょうが、視聴者側の気持ちがフラット若しくはニュートラルな事をもう少し意識したものにしてほしいのです。感情的なものやVTRで振り返るコーナーなどはあまりにも昭和的な発想で興ざめます。昭和の頃は、逆にそれがないと物足らないとするファンからのお叱りの言葉がTV局を思考停止にしたのでしょうが、世の中は変わったのです。進学や就職するフレッシャーズならまだしも、薹が立ったタレントやアナウンサーはサラッと感謝の挨拶を笑顔で述べることで「なんて大人はカッコいいのだろう」って子供たちに思わせてほしいのに、とても惜しい事で残念です。2000年以降、ネット上にSNSがインタラクティブ（双方向）システムを特徴にして世に登場、カテゴリーをチョイスできる媒体が若者の日常にフィットして瞬く間に浸透しました。今どき、一方通行で偏向度の高いTVメディアの面白みを探す方がナンセンスなのかも知れません。日本人の民度が一部の層で確実に高まっている事を無視する媒体に将来があるのでしょうか。改めて言いますが、世の中の一般大衆は変わったのです。「あさイチ」最終回。https://www.youtube.com/watch?v=-xl54msfHV4